心房細動に対する冷凍バルーン(クライオバルーン)アブレーション開始しました。

脳塞栓や心不全を引き起こす心房細動は加齢ととも増える病気で、年々患者さんの数も増えて おります。
その根治術であるカテーテルアブレーションは今まで高周波を用い、複数回の焼灼が必要でした (図左)。
新しい心房細動治療システム(クライオバルーン)(図右)は一度の冷却で全周性に治療が可能と なります。
このシステムのメリットは手技時間が短くなる(約 3-4 時間→約 1-2 時間)などのメリット があります。


2015 年 11 月現在、クライオバルーンシステムが行えるのは東京 23 区において 8 施設のみです。
城東地区(墨田区、 江東区、 足立区、 葛飾区、 江戸川区)においては、当院が初めての導入 となります。
短時間で安全に心房細動の根治を目指す患者さんがいらっしゃれば、当院循環器内科外来(月 ~土)受診をお勧めします。

お問い合わせは江戸川病院 地域連携室 (フリーダイヤル 0120-518120)まで。
平成 27 年 11 月 14 日 江戸川病院循環器内科部長 慶田毅彦