這ってでもすすめ!

眼科

眼科のご紹介

百聞は一見に如かずと古来より言われているとおり、視覚から得られる情報は多大であり、またそれゆえ人間は眼に頼って生活していると言っても過言ではありません。もし、眼からの情報が途絶してしまったら生活の質(QOL)は極端に落ちてしまいます。われわれ眼科医の使命は、単なる眼疾患を治療することだけでなく、人間として豊かな生活を暮らしていく手段としての視覚を保つために日々切磋琢磨することであると考えております。
日本眼科医会の報告によると、視覚障害者は約160万人であり、2030年には200万人を超え、(直接的・間接的なもの含めた)視覚障害のコストは11兆円に膨らむと試算しています。これは視覚障害者本人だけでなく、家族や社会にとっても負担であるという大きな問題を抱えています。われわれ眼科医が予防や治療によって将来の視覚障害者を減らすことは、患者のQOLを向上させ、日本の社会全体へ大きく貢献することになると自信を持って診療にあたっております。

診療内容

白内障

白内障とは水晶体が主に加齢によって白濁することによって視力が低下する疾患です。曇りガラスが眼の中に入ってしまったと考えたほうがわかりやすいでしょう。そのため、眼鏡をかえたとしても曇りガラス越しの風景は曇ったままですので、その曇りをなくすために濁ったその水晶体を人工の眼内レンズに入れ替えてあげなければなりません。
白内障をあまり大きな問題ではないと考えている方が多いようですが、高齢者は白内障があると2.8倍転倒しやすいという報告や、白内障手術をすることによって転倒による骨折が16%も減少したという報告があります。視力障害が単なる眼の問題だけではなく、また白内障手術による視力向上がいかに重要であるかおわかりいただける良い例でしょう。
当院では白内障の手術を日帰りでおこなっております。点眼による麻酔で注射することもなしで痛みもなく、またほとんど出血することがありませんので抗凝固剤服用中であっても治療中断することなく手術が可能です。

緑内障

緑内障は日本における失明原因の第1位でありますが、自覚がなかなかできないため発見が遅れることの多い疾患です。最近の調査では40歳以上の20人に1人の割合で緑内障の患者さんがいると報告されており、年齢とともに増加していくといわれています。したがって、40歳を超えたら眼底検査をすることは大変重要であり、早期発見・早期治療によって少しでも失明を減らしていかなければなりません。  緑内障の自覚症状は視野狭窄ですが、一般的に非常に長い期間で変化していくものですので、このことが疾患の発見が遅くなるゆえんです。
眼圧の正常値は10-20mmHgと決められており、高い眼圧はもちろん正常ではありませんが、正常範囲にあるからと言って必ずしも病気ではないとはいえません。緑内障の進行を防止、あるいは遅らせたりするために相対的に眼圧を下げる必要があり、そのためにはまず点眼治療を行いますが、レーザー治療や手術なども選択肢としてあります。
当院ではハンフリー視野計を用いて、10-20分程度の検査で緑内障のスクリーニングおよび経過観察を行なっております。また最新の光干渉断層計(OCT)を用いて視神経乳頭形状解析を行い、客観的な評価も行なっております。

網膜硝子体疾患領域 
    
得意としている疾患

糖尿病眼合併症
糖尿病網膜症、糖尿病黄斑症

網膜血管閉塞疾患
網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症

黄斑疾患
加齢黄斑変性症、黄斑上膜、黄斑円孔

当院では、高血圧や脂質異常症、糖尿病を基礎疾患に持つ患者さんが多く、内科と眼科との連携のひとつとして、眼底検査を積極的行っています。
特に糖尿病合併症である増殖糖尿病網膜症、糖尿病黄斑症に対しても、比較的早い時期より内科より紹介を受けていることで、早期発見・早期治療を可能としています。その診断を可能にしているのが、スペクトラルドメインOCTです。これは、網膜の断層をマイクロメーター単位で画像化することができる診断機器で、眼科開設当初より導入しています。また、治療においてはマルチカラーレーザー光凝固装置を完備しており、従来よりも凝固時間を短くすることが可能で、それにより治療中の患者さんへの痛みに対する訴えが少なくすることができます。
内眼部手術では日帰り硝子体手術を積極的に行っています。硝子体手術は広角眼底観察システムを用いた25G極小切開硝子体手術を積極的に行っており、ほとんどが経結膜無縫合硝子体手術です。
近年増加傾向にある中高年の中途失明の主要な原因である加齢黄斑変性に対しては、前述のOCTを駆使し、抗血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体内注射を行うことができ、視力の維持が可能となってきています。
このように最先端・最良の眼科医療を患者様の立場に立ち安全に提供することに努めており、最新の診断機器による的確な病状評価のもとに、最新の設備・技術を駆使して治療を行っています。 

眼科:江戸川病院
住所:〒133-0052 東京都江戸川区東小岩2-24-18  電話:03-3673-1221

眼科:メディカルプラザ江戸川
住所:〒133-0052 東京都江戸川区東小岩2-6-1  電話:03-3673-1566

最寄駅:JR小岩駅、京成江戸川駅(江戸川病院・メディカルプラザ江戸川共通)

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