這ってでもすすめ!

検査科

開設年度

昭和7年開設いたしました。

歴代責任者

巻藤 美年子(昭和34年~平成3年)
深澤 辰起 (平成3年~平成6年)
本多 弘幸 (平成6年~平成9年)
湯川 千鶴子(平成9年~現在に至る)

発展の経緯

開設当初は検査室としての存在はありましたが、当時院長でありました塩田医師、看護婦、助手が検査業務を兼任して運営していたと聞いております。昭和27年に初めて検査技師が採用され、TB菌検査、尿検査、血球数算定が行われました。その後検査室として独立し、昭和39年には検査科になり現在の基礎が出来上がりました。昭和40年ころからは、総武臨床検査センターへ特殊検査外注委託及び東京医科歯科大学へ病理委託を開始いたしました。また用手法で生化学検査を開始し、血算視算法の機械導入もいたしました。昭和51年には蛋白分画検査が用手法で開始され、こちらも昭和59年には機械化をいたしております。続いて昭和60年生化学検査自動分析機が導入され、検査科の機能が充実いたしてまいり、昭和62年、生理機能検査部門が検査科業務となり、日本医師会精度管理実施も開始いたしました。
昭和63年からは病院の設備充実に伴い新しい検査を毎年開始いたしております。開始内容は、以下になります。昭和63年、腹部・心臓超音波検査、眼底検査・聴力検査、院内での病理切り出し。平成元年、ホルター解析装置導入。平成2年、眼圧検査。平成5年、免疫検査。平成6年、血算及び血球分画機器新規導入。平成7年、負荷心電図・エルゴメーター検査。PaceMaker外来(PaceMakerCHECK)。平成8年、検査システム・大塚アッセイOCN導入。外来患者採血業務。凝固系検査。尿定性分析機半自動新規導入。平成9年、経食道心臓超音波検査。平成10年、心臓カテーテル検査。頚動脈超音波検査。輸血・血液製剤管理業務。平成11年、負荷シンチ検査。負荷心電図・トレッドミル検査。平成12年、筋電図・刺激伝導検査。平成13年、検査システム・日立HILASに更新。輸血システム導入。HbA1c検査。尿定性分析機全自動新規導入。橈骨動脈超音波検査。細菌検査室バイオハザード対策安全キャビネット導入。
以上のように、当科では技術の向上に努めてまいりました。今後も、医学の進歩に遅れることのないよう、職員一同気を引き締めたいと思っております。

 

職員構成

臨床検査技師 10名
助手     2名

業務内容

検体業務
生化学検査・抹消血液検査(HbA1c含む)・免疫検査・凝固系検査・尿、便一般検査・輸血(血液型、交差試験)検査・穿刺液検査・細菌検査・血液ガス分析
生体業務
採血・耳朶採血・心電図・負荷心電図(マスター・トレッドミル)・ホルター心電図・心臓カテーテル検査・負荷シンチ・肺機能検査・脳波検査・筋電図・眼底眼圧検査・聴力検査・超音波検査(腹部・心臓・経食道・頚動脈・血管)・脳波検査
管理業務
細胞診検査・病理検査・検査データー・輸血関係
健診センター支援業務
心電図・腹部超音波・眼底眼圧検査

今後の課題

検査の迅速化・高精度の保持は必然的なことであり、病院の中で求められる検査科・必要とされる検査科であるために、今、何があるのか・何が出来るのかを考え、検査室の中にだけいるのではなく、積極的に検査室から外へ踏み出さなければならないと考えております。以前からの課題である糖尿病教室への臨床検査技師の参加により、測定機器の説明やデーターの読み方などを患者様にご説明することも開始いたしました。また、予約検査等の患者様を誘導する際に外来スタッフによる誘導を省略出来るよう考案したり、臨床検査管理委員会をもっと活動的にして、病院や医師・ナースの要望に耳を傾けていこうと思っております。
更には、患者様への接遇・対応にも色々工夫し、よりよい環境が提供できればと思っております。
そして最後に、輸血委員会の発足については、多々難しい点もありますが、これも大きな今後の課題として取り組んで参りたいと思っております。

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